漫画「チ。―地球の運動について―」7巻の内容・見どころや感想・考察を書きます
7巻を読んだ方・内容を知りたい方はぜひ、見ていってください!
前巻の要約・レビューはこちら
ネタバレはご注意を!
「チ。-地球の運動について-」7巻の要約【ネタバレ】
- ヨレンタとドゥラカたちが合流
- バデーニが書いた本をヨレンタが紙に写す
- 騎士団(C教軍)が来てヨレンタ自殺
- 活版印刷スタート
- フライが裏切る
- C教軍が来て、ドゥラカを逃がす
文字にすると短い内容ですが、思想・哲学的に情報量が多い巻でした
それでは、感想に移ります
【ネタバレ注意】「チ。-地球の運動について-」7巻の感想・見どころ・考察
1巻からのレギュラー出演・ノヴァク
これは熱い
老いたノヴァク、1巻から出続けているのは地味に彼だけなんですよね
世代と登場人物が変わる中で唯一変わらないのがノヴァク
これは、変化する異端に対する変わらないC教そのもの比喩だと思われます
ここらへんの構図も面白いですよね
ヨレンタとノヴァク
ヨレンタとノヴァク、親子での対立
「ほんとどうなっちゃうの〜?」と読みながらワクワクドキドキしていましたが、話をすることなく活版印刷と並ぶ最新技術の「火薬」で死んでしまいました
このシーンなんか、左のコマがいい味出してます
明らかに自殺したのがヨレンタだと分かっていると暗示させるコマの使い方ですね
人生を賭けた異端との戦い、そのラスボスが自分の娘というのはエゲツないことです
ヨレンタとわかり動揺しつつも、異端狩りの遂行を冷静に発言するすごさ
でも、娘への愛は最後で現れていましたね
48話の最後のコマ、死んだヨレンタの手を、子供の頃のヨレンタのように繋ぐ描写
「ほんとに描き方がうまい!」
このひとことです
偶然か必然か、神はいるのか?コインの裏表
ココはあまりにもエグかった
7巻で最も熱いシーンと言っても過言ではないでしょう!
「神を信じるか?」というのは「チ。」第3章のテーマですが、ここも偶然か必然か、神はいるかいないかという場面でしたね
表を裏にひっくり返すシュミットさんのところがあまりにかっこよすぎて、筆者は泣いてしまいました
これただでさえ熱い見開きなのですが、前巻である6巻でも同じコイントスがあるんですよね
「神に聞こうじゃないか?」と言う6巻のシーンでも、コインは「表」でした
これ面白いですよね
6巻では、神が存在するというのがコインの表
それを7巻で表→裏にひっくり返したんです
これはつまり、「神はいない、自分で決断するんだ」と前向きに考えることができると同時に、
天動説→地動説という天地をひっくり返す説を表していると考えられます
現在信じられている表(説)が裏(新説)になる、という暗喩はめっちゃ面白いな〜と二重に感動しました
2回とも表というのもいろいろ考えられて面白いのですし、もう練られ方が尋常じゃないですよね!
- 大切な鉛銭を瞬時に溶かすシーン
- ザビエル頭のアッシュくん
- フライくんの裏切り
などなど、まだまだ面白いことはありましたが、長すぎるのでここらへんで終わろうと思います
いや〜、マジで面白かったです
現場からは以上です
まとめ:「チ。-地球の運動について-」7巻の内容・感想・考察【ネタバレ】
以上、「チ。-地球の運動について-」7巻の感想などでした
次巻が最終巻ということで、寂しさと楽しみが同時に襲ってきます
まあ見開きが面白いのと、思想書のような重厚感のある哲学が面白いですよね
素晴らしい漫画だと思います
1巻時点でこれは来る!と思って慣れないYoutubeまで撮った筆者ですが、7巻に来て更におすすめしたい漫画度が加速しました
ぜひ、みなさんも周りの人におすすめして買ってあげてください!
最終巻の感想・解説はこちら
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