「暗殺教室」「魔人探偵脳噛ネウロ」で有名な松井優征先生の最新作「逃げ上手の若君」
主人公・北条時行と、その右腕的存在である諏訪頼重が、実際にはどんな人だったのか疑問に思ったので調べてみました
どちらも実際に存在した人物であり、モデルはある史実に基づく2キャラです!
そんな2人物についてしっかり調べた上で、重要なポイントを中心にまとめているので、是非見ていってください〜
「逃げ上手の若君」北条時行と諏訪頼重って誰?モデルや史実、実際の歴史エピソードまとめ
諏訪頼重に関しては、2人同じ名前で存在しているので1、2とさせていただきました!
時代的に1なので、2はおまけです
諏訪頼重(〜1335)
- 鎌倉時代後期〜南北朝時代にかけての武将
- 諏訪大社の大祝(おおほうり)とされる
- 中先代の乱を引き起こして一時鎌倉を占領するが、足利尊氏配下に惨敗し、1335年、自殺する
まず、ここで注目したいのは、大祝だったということ!
大祝(おおほうり)とは、諏訪明神の依り代(よりしろ-神霊が宿る対象物)・現人神(あらひとがみ-生き神様)として、諏訪社の頂点に位置した神職
諏訪社の最高位である「大祝」は諏訪明神の依り代としてあがめられ、祭政一致の支配者として君臨していました
「逃げ上手の若君」でも神官を名乗っていたので、モデルとなる実際の諏訪頼重も神に関係する職業だったということですね!
加えて、中先代の乱は当時まだ10歳の北条時行が鎌倉幕府の再興を図って起こした反乱
10歳で全てを統括するのは流石に厳しい部分があるので、大きくサポートしていたのが諏訪頼重というわけです
ここらへんは完全に「逃げ上手の若君」と同じような匂いがしますね
ちなみに、頼重の最後である自殺は43人で行ったらしいのですが、死体の全ての顔が剥ぎ取られており、敵に見られても誰が誰だかわからないようになっていたそう
諏訪頼重は誰が死んだかを知られないようにして、敵に北条時行もここで命を落としたと思わせたのです
エグいけど、諏訪頼重はめちゃくちゃ頭のキレる人物だったということがわかります
優秀すぎんか頼重ちゃん
この策があったおかげか、北条時行は無事に鎌倉を脱出します
ここらへんの流れについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事がわかりやすかったです
諏訪頼重2(1516〜1542)
- 1516〜1542年に生きた戦国時代の武将
- 諏訪氏の19代当主で信濃国の戦国大名
- 幼少期は大祝(おおほうり)だった
- 武田家と途中までは仲良かったが、武田信玄の出現で一変。信玄に攻撃されて自殺する
この頼重も幼少期(約4歳)に大祝だったという事実があります
↑実際に大祝が住んでいた神殿
2人とも自殺しているという事実も「逃げ上手の若君」とリンクしてくるかもですね
北条時行
- 鎌倉時代末期から南北朝時代の武将
- 先代の覇者である高時と当代の覇者である足利尊氏との中間の覇者として、中先代とも呼ばれる
幕府滅亡で信濃へ逃された後、幕府残党とともにいわゆる中先代の乱を起こすのですが、足利尊氏によって鎮圧されます
諏訪頼重のところでも書いたとおり、更にここでも逃げ延びて、
この後始まる南北朝の動乱の際には南朝側として再び戦乱の中に身を投じるというところで史実は終わっています
死没した年などは詳しくはわからず、漫画としても自由なのでオチは面白そうです笑
全体的を通して、大祝、逃亡などなどかなり史実に基づいてモデルがはっきりしていて、リンクしている印象を受けました!
【まとめ】「逃げ上手の若君」北条時行と諏訪頼重って誰?モデルと史実、実際の歴史エピソード
以上、「逃げ上手の若君」の超人コンビ・北条時行と諏訪頼重の史実まとめでした
モデルと史実にどこまで基づくかわからないけど、こういった歴史を知っていると漫画は倍楽しめると思います
「逃げ若」魅力3つを紹介している記事↓
1話の所感、考察はこちら↓
「暗殺教室」松井優征先生の最新作「逃げ上手の若君」1話の感想・評価レビュー【ネタバレ】
漫画とアニメが見放題!当ブログおすすめの「U-NEXT」31日間無料キャンペーンはこちら※約1分で登録できて解約も簡単です
歴史と絡めたのおすすめの漫画はコレ!
コメント