
彗星のごとく現れた(天体だけに)THE・面白い漫画「チ。―地球の運動について―」のココがすごい!というレビューです
ネタバレはなしでやっていくので読んでない方もご安心を!
「チ。」は、これ以外の言葉で表現できない、まさに神漫画
地動説という地味な題材ながらも、マンガ大賞2021の第2位にも食い込むほど大人気作品です
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簡単なあらすじから書いていくので、ぜひ最後まで見ていってください!
地動説を信じたバカ(天才)の物語「チ。―地球の運動について―」のここがスゴい・面白い!【感想・評価レビュー】
「チ。―地球の運動について―」のあらすじ
15世紀のヨーロッパで、神童・ラファウは常に合理的な選択肢を取っていた
しかしある日、彼の元に現れた謎の男が研究していたのは異端思想の「地動説」で…
地動説を信じる反逆者を描いたスーパー叙事詩!
「チ。―地球の運動について―」のここがスゴい!【面白いとこレビュー】
出典:チ。―地球の運動について― 1話
「命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?」
というのがこの漫画のキャッチコピーですが、まさにこれこそがこの漫画の魅力!
その圧倒的な好奇心や信念、意志がものすごいかっこいいんです
天動説が常識で、神の教えに背く地動説を勉強しただけで死刑になってしまう世界で、地動説を信じるのは生半可なことではありません
ちょっと研究すれば想像を絶する拷問を受ける、
そんなことを信じ続けるのは、現代を生きる私達が考える以上にエゲつない覚悟がいること
ただの変わり者とかそういう次元じゃないってことですね
ワンピースを読んだことのある方は、ロビンの故郷・オハラが政府に不都合な歴史を研究していて燃やされたことがビビっと来るかも知れません
とにもかくにも、この漫画は「地動説を信じる人の覚悟の強さ」や「いかに異端なことか」を描くのがムチャクチャうまいです!
現代では想像できないくらいの覚悟といいましたが、その「覚悟」を肌感覚で想像させてくる作者のすごさ、この漫画の強さたるや!
ほんとにもう、のめり込んでしまいました
あまりにも異端、異端なんです
マジで鳥肌がすごかった、今も書いててゾワゾワするくらいエグかったです
出典:チ。―地球の運動について― 4話
作者の魚豊先生は「ガチ勢を描くことにおいて他の追随を許さない」と紹介されていましたが、とっても素敵でぴったりだと思います
魚豊先生が「チ。」について語ったインタビュー記事はこちら
この漫画の「何のために生きるか?」は一貫して存在感のある主題ですが
- 好奇心と直感 VS 信仰
- 天国 VS 現世
という宗教的なテーマも大きく扱っていてめちゃくちゃ面白いです
哲学的な部分が好きな筆者のような方も好きそう
完全なファンタジーではなく、大枠は歴史も織り交ぜながらな感じです
「意志を託す」という展開も胸アツで、根強いファンが多そうな漫画だと思いました!
もちろん、僕もその1人です
最後に一句
地動説 意志を託され 厳し道
まとめ:漫画「チ。―地球の運動について―」が面白い!【感想・評価レビュー】
以上、漫画「チ。―地球の運動について―」のココが面白い記事でした
「自分の信念を鬼のように強く持つ」ということを鳥肌100%で伝えてくれる傑作です
1話の始まり方がかなり残酷ですが、ぜひ1巻の終わりまでは見ていってください!
まだ読んでいない方は、ぜひ「意志の形」そのものを見てみてはいかがでしょうか?
強い意志を感じたい方はこちらの漫画もおすすめ
この漫画と同じくマンガ大賞2021にノミネートされたおすすめ漫画はコレ!
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