今回は、「虎鶫」(とらつぐみ)をネタバレほぼなしでレビューしていきます
フランスで先行公開され、話題を呼んでいた作品ですね(作者は日本人)
筆者はタイトルとそのフォントがカッコよすぎて買ってしまいました笑
ジャケ買いしたにも関わらず、しっかりと荒廃した世界観が面白かったので、
さっそく書いていきます!
全フランスが震撼した凄まじいサバイバルSF漫画「虎鶫」【感想レビュー・考察】
↑表紙のおしゃれな中国感、海外ジャパニーズ感もカッコイイ
「虎鶫」の簡単なあらすじ
無実の死刑囚が極秘任務を遂行して無罪を勝ち取るため、異形が住む秘境「旧日本」を冒険する
そこで鳥のような脚を持つ不思議な少女と出会い・・・
「虎鶫」の面白いポイント&感想
壮大な魔境の世界観
出典:虎鶫 3話

わしゃあ画集を見とるんか
すごかったです
ビルから木が生えまくって森が出来ている様子なんかは、とても文明が栄えていたとは思えない荒廃
日本だとは思えない世紀末のような絵が静かにキレイで魅入ってしまいました
文字はかなり少なくて、密度濃いイラストがとことん良かった!
絵を楽しむ漫画といえそうです
倒れたビルに生えた木=文明崩壊は最高の公式
この壮大な風景にワクワクを感じてしまうのは筆者だけでしょうか、いや、違う(反語)
この世界観なのでもちろんのこと伏線はメリメリあります
- 日本が滅びて放射能に汚染されてる謎
- なぜ異形の生物たちが存在してるのか
- フランスが血眼で探す秘密兵器とは?
などなど、わからないを楽しむことができる作品とも言えましょう
異形の生物たちのデザインも独特で、疾走感と静けさを合わせ持った弱肉強食の世界観が素晴らしかったです!
あなたはつぐみに惚れてしまいます
出典:虎鶫 2話

ほれてまうやろー
かわいかったです
今作のヒロイン的存在・つぐみ
弱肉強食の世界で生きており、相棒の化け物(虎と狼を合体させたような、スフィンクスのような奴)と行動をともにしています
軽く、小さいにもかからず格闘センスが抜きん出ていてむちゃくちゃ強い
人よりは獣に近くて言葉はほとんど話せません
キメラのようです
キメラというと、ハガレンのこのシーンのことを考えてしまいます
出典:鋼の錬金術師 5話
彼女も人造でつくられたのかななんて考えると悲しくなるのでやめておきます
ケモナーというやつに目覚めそうになりました、マジ危ない
(追記:3巻でケモナーになりました)
表情と喜怒哀楽が豊かで、好きになってしまうこと間違いなし!
特に、フルフルフルって花を噛むところなんか、かわいすぎました!
ちょこっと考察という名の邪推
フランスが秘密兵器を回収しようとしているというのが気がかりです
フランスから死刑囚を日本に送り込みまくっているからフランスで先行公開されたのでしょうが、
「放射能」で連想するのはやっぱり原発
フランスは世界一原子力発電の割合が高い国で、全発電量の75%以上が原子力発電と言われています
なんだかフランスにも原因があるか、この放射能の技術の結晶が秘密兵器なのではないか
と考えてしまいますね
あと、つぐみが髪を触られることを嫌がっていたのはなぜなのでしょうか
髪に秘密があるのか、ただチャームポイントで触れられるのが嫌だったのか
あのシーンはこの物語でとても重要な気がしました
鳥の方のトラツグミについて気になった情報
ちなみに、実際の「トラツグミ」という鳥はこちら、ババン

出典:http://bird-muromi.sakura.ne.jp/zukan/suzume/toratsugumi/toratsugumi.html
たしかに、トラのような色してますね!
- 日本では、亜種トラツグミ(虎鶫)が本州、四国、九州に分布している
- 森の中で夜中に細い声で鳴くので、鵺(ぬえ)、鵺鳥(ぬえどり)と呼ばれることもあった
- トラツグミの声で鳴くとされた架空の動物は、「ぬえ」と呼ばれ、今ではこっちの方が有名に
- 万葉集にも出てきて、枕詞にもなってたりする
トラのような色のツグミなので、トラツグミ。カッコいい名前だね!
2巻の感想や考察・内容です↓
まとめ:全フランスが震撼した凄まじいサバイバルSF漫画「虎鶫」【感想レビュー・考察】
以上、「虎鶫」でした
- 荒廃した世界観とそのイラスト
- つぐみがただただかわいい
この2点が個人的にいいなと思ったところです
あとは、ファンタジーなSFとサバイバルの融合も素晴らしいですね
表紙に見惚れてしまったあなた、ぜひつぐみの可愛さを堪能してみてはいかがでしょうか?
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