今回は、ただただシンプルに前から好きな藤本タツキ先生について筆者なりに語りたいと思います
藤本タツキ先生は「チェンソーマン」や「ファイアパンチ」など賛否両論ある独特な漫画を描く漫画家
エピソードなどのまとめはこちらでしているので、見ていない方は是非こちらから読んでみてください!
また、代表作のファイアパンチとチェンソーマンについては、こちらでレビューを書いているので、合わせてご覧ください
それでは、本題に入ります!
チェンソーマン・ファイアパンチ作者・藤本タツキの凄さ、天才性、魅力について
個人的に1番すごいと感じるのは、藤本タツキ先生の尖った情熱!
藤本タツキ先生のいろんなエピソードやインタビューからもわかる通り、
まずはとにかくマイペースに漫画を描き続けているという印象がありますね
エピソード集にもまとめてある「庭には二羽ニワトリがいた。」のインタビューでも超無愛想な本音で答えているところがわかります
正直このインタビューが1番震えました
もう、尖りすぎ!って思っちゃいます。トガタ(意味不明)です
学生時代の思い出が「お腹を空かせていたこと」という部分からも、ホンモノの実体験からチェンソーマンやファイアパンチの貧困や飢餓を描いていたことがわかります
両作品とも一話から「貧困」や「飢え」という部分が鮮明に描かれていましたね
自分の体験や感じた感情を作品に昇華できるっていうのが、根っからの漫画家、クリエイターなんだなと
自分の好きなタイプの女性を漫画に出しているとも公言していますし笑
なのでやっぱり、実際の感覚的で作品にリアルさが吹き込まれていて、ここは他の漫画家さんにはまねできない強みですよね
それでいて自分よがりではなく面白いのが更に凄い、、、
これは編集者さん側の努力かもしれませんが、控えめに言ってバケモノ
「チェンソーマン」がヒットした理由について、
「常軌を逸した爆発的なシーンがあるけど、一方でみんなにうける要素や細かいオマージュや伏線という緻密な要素もあったから」
という理由があると個人的に思うのですが、ここにすべてが表れている気がします
一言でいうと、天才性×作品好き、なんですね
藤本タツキ先生はめちゃくちゃ漫画と映画を読んだり見たりすることで知られていますが、
オマージュや伏線というのは作品好きな人の特徴だと思います
「漫画の勉強のために」とかそういうことではなく、好きだからこそ情熱を持っていろんな作品を探求できる、そんな感じではないかと
担当編集者・林さんの話でありましたが、毎日新しい漫画のネームを描いてきていたり、短編の賞金で生活してたりと、
好きなことしかできないということから圧倒的な情熱を感じますね
ここに藤本タツキさん独特の表現力や話の展開力も合わさってエグいことになってます
「響〜小説家になる方法〜」という漫画で、
ある漫画家が
- 「もの作る人が丸くなったらおしまい」
- 「モノ作る人間が戦わなくなったら終わりだ」
というシーンがあります
まさに、これを体現しているのが藤本タツキ先生なんじゃないかと!
作品は創り手の人間性とかがかなり反映されるので、丸くなる(常識をわきまえる)ようになったら、たしかに爆発的な作品は生み出せないと思います
「本当のモノ」をつくるっていうのは、こういうことかと。
いっこ常識のレールから外れたレールすらない砂利道を裸足で1人走るような、振り切れた部分がないと無理なんだろうと思います
ところどころで、藤本タツキ先生の「読者様のおかげです!」のような発言も見られますが、どこかにある種のヤバさがないとあの作品はつくられないでしょう
あと、読切もめっちゃ面白いですよね。
世に出ているのは、相当な数の漫画を描いてきた内の少しだと思いますが、リアルさとファンタジーがうまい感じで融合している部分はチェンソーマンやファイアパンチと同じ匂いがします
漫画の神様・手塚治虫の凄い部分は描いた作品量という話がありますが、それと似た匂いを感じさせる作者だと感じました!
藤本タツキ先生を育て上げた天才編集者・林士平さんについてはこちらでどこのサイトより詳しく書いています
まとめ:天才漫画家・藤本タツキについて語る【チェンソーマン・ファイアパンチ作者】
以上、つらつらと藤本タツキ先生について書いた記事を読んでいただきありがとうございました
天才性と作品(漫画と映画)好きという部分が掛け算されていてすごい作者です
没になった読切もジャンプGIGAとかでもっと出してほしい感がものすごいですね、ではまた
天才という者を焦点にした漫画がすきな方は絶対おすすめ!
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