「響〜小説家になる方法〜」(全13巻完結)は筆者が読んだ漫画の中で最も鳥肌が立った漫画!
久しぶりに読み返したので、余すことなく魅力を紹介していきます
「響」は
- 圧倒的な天才による無双が好きな方
- 小説が好きな方
- 意思の強さとは何か、天才と凡才の違いを知りたい方
などにおすすめの作品となっています!
筆者は本気で激推しの一作、マンガ大賞の大賞も受賞しています
ちなみに、タイトルに小説とありますが、普段一切小説読んでなくても楽しめます
てかこれだけ絶賛している筆者は小説をほとんど読みません
それでは、ネタバレはほぼなしでレビューしていきます!
鬼才無双劇・漫画「響〜小説家になる方法〜」の魅力を全力で語る【ネタバレなしレビュー+感想】
「響」の簡単なあらすじ
出版不況の文芸界に応募要項を無視した傑作が届けられるところから始まり、文学好きの女子高校生・鮎喰響が様々な事件を巻き起こしていく話
「響〜小説家になる方法〜」魅力① 響の圧倒的な意志力、破天荒さ
ありていに言って異次元
15歳にして文才が化け物な響ですが、その意志の強さたるや「やべえヤツ」です
これがこの漫画1番の魅力、面白さとなっています!
「響〜小説家になる方法〜」は響の破天荒さを楽しむ漫画でもあるよ
次は何をしでかすんだろう、っていうワクワク感がすごい!笑
漫画「響」はリアルワールドで、現実的に無理な能力とかそういうのは一切ありません
もちろん主人公の響も
そんな世界だからこそ感じる天才性、明らかにモノが違うということがいろいろなエピソードから感じ取れます
普通の人からしたらわけがわからん彼女の言動ですが、読んでいくと彼女の中では1本筋を通していることがわかって、これがかっこよすぎ!
彼女の中で確立された本質的で自己中心的な価値観がすごいです!
鳥肌がぞわ〜って感じ
ホンモノってこうなのか、って考えてしまいますね
↑即暴力という性格からも響の気の強さが伺えます
何か気に入らないことがあったり、何かやられたらとにかく殴る、蹴る
これが一日中純文学小説を読んでる一見地味なガチガチの文学少女ですよ!
頭は良いですが、口論は全くする気がないです笑
んで、こういうシーンが結構あります笑
文字で見ても文学×暴力はギャップがなかなかありますね
相手が誰であろうとやられたら絶対やり返すという信念は軽く常軌を逸しています
言葉だけじゃない分、半沢直樹よりしっかりした倍返し!
「響〜小説家になる方法〜」魅力② 絶妙に描かれる普通の人間の存在
響が通ってるのは普通の公立校なのでそこの高校生や出版業界の人など、ふつ〜の人もたくさん出てきます
頭悪そうなギャル、普通の先生、何でもできちゃう天才など、
現実通りいろいろな人が登場します
頭のいい人はたくさん出てきますが、むしろこの「普通の存在」が響の異常性を際立ててるんですね
このさらっとどこにでもいる人間を描くのがこの作者はうまい!
まあ確かに現実に響がいたらこういうリアクションするだろうなっていう、心情とかもリアルです!
結局漫画のキャラクターは、相対的にすごいかどうかってことなので、この周りの人間の描き方がとても重要
特にこういうヒューマンドラマは、そこらせん繊細ですよね
ふつうがあるからこそ、ふつうじゃないがある。そんな感じです
「響〜小説家になる方法〜」魅力③ 天才VS天才
↑のおっさんはテレビの超敏腕プロデューサーでVS響となるやつ
もーこれはそのまんまです
言わずもがなの魅力ですが、天才同士の対決はドキドキの胸熱展開ですよね!
どこの世界にもありえんくらい度胸のある天才はいるものです
信念で生きてるっていうタイプの
VSエピソードからも響の唯一無二感が見て取れると思うので
とりあえずあのプロデューサーが出てくる8巻までは必読!
デスノートにおける夜神月とLのような頭脳戦は期待しないほうが良いかもですが笑
「響〜小説家になる方法〜」魅力④ 散りばめられた面白いやり取り
これまで「響」の凄さを強調してきましたが、この部分も忘れてはいけないところ!
コミカルなシーンもたくさんあります笑
上のコマでもいますが、響の幼なじみである涼太郎が響のことを好きすぎるところも面白いポイントです
響も一応ジョークの言えるタイプですし
他にも、「編集という仕事」や「文芸業界のリアル」など、面白い部分はありますが、主にこの4つとさせていただきました!
「響〜小説家になる方法〜」を読んだ感想
何回も読んでる数少ない漫画ですが、何度読んでも鳥肌がすごいです
良い漫画の基準を何か一つ、あげるとするなら、筆者はそれは「鳥肌がどれくらい立ったか」だと思います
その基準で行くと個人的にこの漫画は超絶いい漫画
文学っていう題材が地味だから周りでもそこまで見ている人がいませんでしたが、(それでも233万部)めちゃくちゃ面白い漫画だと思います
「シンプルに自分のしたいこと、好きなことをする」っていうのはどういうことなのか、思い知らされました
ちなみに、絵はそこまでうまくないです。そこははっきり言っておきます笑
個人的に好きだったのはやっぱり6~8巻のテレビの話!
津久井がいいキャラしてますね、結構好きです笑
響以外のキャラとしては涼太郎が面白い。響を好きすぎるというのも、あそこまで体張れるのは変人です笑
こういう意志のあり方もかっこいいと思いました
彼が5巻で「響はルールは破っても、マナーは守ります」っていうのですが、この言葉も結構好きです
読んでるときは全く意識していませんでしたが、文学っていう地味な題材でよくこんなに面白くできるなと思いました
シンプルにすごいですね
んで、映画化もされてますが、見てません!
理由は、漫画「響〜小説家になる方法〜」の響を表現できないのはわかっているからです
この漫画の魅力であるあの異質な意志の強さを表現するのは無理じゃないかなと、漫画だからこその鳥肌じゃないかと、そう思うんですね
変にイメージを変えたくないなと、個人的な拘り笑
天才系の漫画が好きな方はこちらもおすすめ
まとめ:漫画「響〜小説家になる方法〜」【評価レビュー・感想】
以上、「響〜小説家になる方法〜 」でした
とにかく主人公・響の破天荒な意志力が面白い作品となっています!
筆者のように全然小説を読まなくても、書かなくても全部楽しめる内容です
漫画好きな筆者が読んだ中でもTOP5に入る面白いおすすめマンガなので、ぜひぜひ読んでみてください!
関係者でもなんでもないですが、一人でも読もうと思うきっかけになったら嬉しすぎます
作者である柳本光晴さんには「龍と苺」という次回作もあるのでそっちも注目です!
完結しているおすすめ漫画はこちらでまとめています
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