ストーリーは漫画を面白くさせていますが、お金の知識を学びたい、投資についてだけ知りたい人にはちょっと邪魔なのも事実!
そこで、知識的な重要ポイントを絞って要約しました
前の巻はこちらから
この記事を読めば、
ちなみに、「インベスターZ」は投資・保険・企業・経済の歴史などお金のあれこれを、
諸事情あって投資を始めた中学1年生の主人公と共に学べる漫画です!
作者はドラゴン桜で有名な三田紀房さん
こちらで総合的なレビューをしているので、合わせてどうぞ
「具体的な内容を知りたい」「シンプルに忙しい」方は
まず本記事の要約を見てから買ってみてください! 買う際の参考にもして
筆者も株をやっていて知識は少しありますが、全巻通して学ぶことは多かった!
筆者としては、特に投資をしている人に見てほしいです!
経済漫画「インベスターZ」8巻の重要ポイント要約【ネタバレ】
「インベスターZ」8巻は主人公が感情を表に出して理性を失う行動を取りるという、投資家として一番やってはいけないことをするところから始まります。
内容は主に「ホリエモン」「戦争と株」「日米の違い」「不老不死」などです!
プロの成績はサル以下!?
サルが新聞の株式欄にダーツを投げて株を選ぶと、プロの成績を上回るという話が実際にある
不動産バブルが起こった時も、素人の投資家はピークで不動産を手放していた者も多かったが、銀行や証券会社などの機関投資家は売りどきを逃して大損していた
アメリカ市場は日本市場と比べてケタ違い
東証一部二部の平均時価総額は約2000億円、東証マザーズは約160億円
ニューヨーク証券取引所の平均時価総額は9400億円、ナスダックでも3000億円
(2015年時点)
⇒アメリカ市場は日本市場と比べて時価総額も、規模も桁違い!!!
★戦争は買い
戦時中ほとんど一日も休むことなく、
長崎に原爆が落とされた8月9日まで日本市場は開いていた
戦時中の民間企業、商業、消費財産業やサービス業など軍需と結びつかない業種は縮小したが、鉄鋼や造船といった軍需産業は活況だった
このグラフを見ると、多少の上下はあるが最終的には株価が上がっている
→戦争は買い
真珠湾攻撃から数日間の出来高は100万株を超える「大商い」となり大盛況
→日本軍が勝ったと伝えられるたびに株は上昇
1942年に戦況が悪化したときは、株価が下がると国民は戦争に対して不安になるから
政府が無制限の株の買い支えなどで市場介入し、株価を無理やり維持させた
さらに、日中、太平洋戦争の戦費は国家予算の70倍超という無茶なもので、日本はインフレになり実質的には株はマイナスとなった
→実体経済とかけ離れた姿に
★資産家は恐慌時に生まれる
日本の全ての戦争において、戦争が始まるとみんな買いに走り、株価は上昇するがその後反動的に下がる
この下がったとき、つまり恐慌時は株価は実体経済よりも値下がりする
→この時が株で儲ける絶好の機会
例)三菱、住友などは大きく値下がりした競争相手の株を買って経営権を握ることで財閥の地位を盤石にした
太平洋戦争は官僚とビジネスマンの戦いだった
米軍はその場のリーダーの決断による徹底的な現場主義だったが、日本は常に大本営の指示を待った
→一刻を争う戦場ではビジネスマンが勝つのは当たり前
アメリカは勝つことを最優先の目的にしたのに対し、日本は勝つことより途中の手続きである手段を重んじた
→目的達成こそが存在意義という戒め
⇒善悪ではなく、損得で考えろ!
★日米は常に時間差レースをしている
ベンチャーキャピタルなど、あらゆる分野においてなぜ日米で差が出るのか
→民族の違いではなく、数年から数十年前にアメリカで起こったことが現在の日本で起こる時間差レースをしているから
アメリカは何事にも日本より早くスタートし、日本はその後に続く
日本は法律や国民の合意形成の問題から時間がかかるからだ
⇒アメリカの過去を調べれば日本の未来がわかる
★ベンチャー企業に投資をするということ byホリエモン
みんながイイと思うものにロクなものはない。常識と一般論の塊
みんなが出資するといったら出資せず、みんなが出資しないと言ったらするのもアリ
→ベンチャーとはイノベーション!今日の非常識を明日の常識に!
不老不死のビジネス
ある実験で2匹のマウスを用意し、1匹のマウスにはもう一方の65%カロリーの食事を与えると寿命が2倍になった
→寿命はコントロールできる!
江戸時代の平均寿命は40歳なのに対し、今は80歳。200年前から2倍になっているので200年後には160歳になっているかもしれない
例えば、ベニクラゲは捕食されない限り生き続け、5億年生きているものもいるので実質不老不死
細胞が老化してももとに戻り、細胞分裂が止まらない
(人間は細胞分裂を続けるとある一定で分裂が終了し、死滅する)
→この修復力を研究すれば、不老不死を提供する一大ビジネスになる!?
商売は競争してはいけない
明治時代の北海道にはインフラに関するビジネスチャンスがたくさんあった。そこで先陣を切って競合が現れる前に高値で売却する
→競争はしない。これは経営において絶対の真理
企業売却は経営者の身勝手ではない。1つの事業にしがみついて激しい競争で社員を疲弊させ、倒産させるよりも事業転換する方が社員にとっても正しい判断となる
ヒッチハイクできないやつはダメ byホリエモン
赤の他人の車に乗せてもらうのは大変なこと。土下座までして人間のプライドをかなぐり捨てて目的のために自分を犠牲にしなくてはいけない
経営をするとそういう試練を何度も経験するから、ヒッチハイクくらいは出来ないとだめ
→起業で成功するためには死ぬほど恥をかかなければならない
★★ビジネスにおいて一番大事なものは行動力 byホリエモン
ヒッチハイクでも本気でやれば案外できる。→世の中やらないヤツがいかに多いか
アイデアに価値なんてない!
不老不死のビジネスでも考えている人はたくさんいるが、論文を読んであれこれ考えて研究室にこもる人ばかり
ホリエモンの所には自慢のアイデアを持った若い人が来るが、ホリエモンはシンプルに「やればいいじゃん」としか言わない
→その後それらの若い人が起業したかと言うと誰も始めない。なにかと言い訳をする
⇒成功って実はものすごく簡単!やればいいだけのこと
経済漫画「インベスターZ」8巻の感想
戦争時の株価の乱高下ってコロナの株価の推移みたいなところあるな〜って感じました
だから結構今後の参考になるかも!実用的だと歴史っておもろいわ〜
ホリエモンという人物が出た8巻でしたが、ほんとに行動あるのみ!
ごちゃごちゃ言うなってほんとにコレこそ真理に近いと感じます
美人の例えが刺さりまくったので、筆者は知り合いの可愛い子に実際にラインしました笑
ま〜、ベンチャーキャピタルは20社投資して1社成功したら良い方らしいので、それくらいの気持ちで色々とりまやってみます!
経済漫画「インベスターZ」8巻ネタバレ要約まとめ
いらん感想もありましたが、以上、「インベスターZ」8巻でした
いかに常識に惑わされないか、変化を恐れずに行動できるか。その1点に集約された巻だったように感じました!
果たして、筆者のラインはどうなるのか!乞うご期待!それでは
次巻はこちらから
過去の巻は インベスターZ から見ていってください!
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