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【有料級】最強経済漫画「インベスターZ」14巻完全要約・感想【ネタバレ】

インベスターZ全巻要約
出典:インベスターZ 14巻表紙
漫画「インベスターZ」(全21巻)のストーリー部分を抜いたお金、投資や企業に関する知識の要約を巻ごとにしていきます!(有料級)

ストーリーは漫画を面白くさせていますが、お金の知識を学びたい、投資についてだけ知りたい人にはちょっと邪魔なのも事実!

そこで、知識的な重要ポイントを絞って要約しました

前の巻はこちらから

この記事を読めば、

その巻ほぼ全ての情報をインプット出来るという、網羅的なものになっています
ちなみに、「インベスターZ」は投資・保険・企業・経済の歴史などお金のあれこれを、
諸事情あって投資を始めた中学1年生の主人公と共に学べる漫画です!

作者はドラゴン桜で有名な三田紀房さん

こちらで総合的なレビューをしているので、合わせてどうぞ

「具体的な内容を知りたい」「シンプルに忙しい」方は

まず本記事の要約を見てから買ってみてください! 買う際の参考にも!

「会社四季報」はインベスターZを「投資ビギナーにも、一定の経験を積んだ投資家にも勝つための気づきを与えてくれる」と評しているので、既に投資をしている人にもおすすめです!

筆者も株をやっていて知識は少しありますが、全巻通して学ぶことは多かった!

筆者としては、特に投資をしている人に見てほしいです!

個人的に重要だと思った所には★をつけています
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経済漫画「インベスターZ」14巻の重要ポイント要約【ネタバレ】

「インベスターZ」14巻の内容は、「不動産」についてです!見てらっしゃい〜

なぜ人は「家」という割りに合わない買い物をするのか

例)新築一戸建ての分譲住宅、35年の固定金利で一般的な住宅ローンを組んだとして金利や保険料、税金などの諸経費を足すと、

土地と建物合わせて3500万円の家に支払う金額は6000万円

→膨れ上がる最大の理由は住宅ローン

ローンを完済したときにはボロボロで家の価値はほぼゼロ、高齢化で地価も下がっている

→35年かけて6000万円をギリギリで払い続けるより、家は賃貸で余裕のあるお金を投資に回すほうがはるかにリッチな老後になる

ではなぜこんな割りに合わない買い物をするのか?

→家は幸せな家族の思い出を作る場所という考え方があるから

しかし、日本人は普段ケチだが、不動産など高額な商品には無頓着な面もある

★常識という餌をバラまく商売

インベスターZ 常識という餌に食いつく鯉たち

出典:インベスターZ 118話

家を持って一人前など、世間の常識に縛られて自分では何も考えてない人が多い

そういう人を顧客にして家を売りまくる会社が山ほどある

「常識」は商売するにはもってこいの餌

その常識をバラまいた国や企業という背景が見えてくる

★不動産の歴史 ~夏目漱石も賃貸~

戦前まで日本人はほとんど借家に住んでいた(夏目漱石や森鴎外などの金持ちも賃貸)

そもそも土地の私的所有権が確立されたのは明治6年の地租改正以降

それでも、土地を持つのは財閥などのごく一部の大金持ちだけだった

1945年に敗戦した後のインフレによって、貸屋の建築費は200倍に高騰して税率も上がったので貸屋業は厳しくなる

人々は住む所に困っており、国土の価値はどん底

その後、1950年の朝鮮戦争をバネに1955年から高度経済成長が始まる

→この頃から日本の地価は右肩上がりで上昇

理由は、急速な工業化と大都市への人口流入による宅地開発

国は大都市に集中する人口を定住させるために住宅問題を解決したかった

インベスターZ 家を売るためのキャッチコピー

出典:インベスターZ 119話

そこで、阪急阪神東宝グループの創始者である小林一三は

この家はあなたのものです」というキャッチフレーズを生み出した

彼は戦前から土地開発に力を入れており、不動産や家を売っていた

しかし、一般の労働者は買うお金がない!そこで小林が考えたのは

販売価格を均等割りして何十年かかけて返済する住宅ローン

⇒これによって鉄道会社を中心に住宅関連企業や銀行も活発になる

国としても、住宅市場が発展し、国民に家をもたせれば税金を回収することができ、財政は潤うので後押しする

夢のマイホーム」という言葉がこの頃から生まれ、1960年には「マイホーム主義」が流行語になる

一戸建て購入が大ブームになり、家を買うことを目標にさせられる

その後国は一貫して国土開発をし続け、ニュータウンが激増、今に至る

⇒昔は土地は資産の王様で「土地こそが信頼できる唯一の資産」といわれていたが、これは単なる国のスローガン

不動産を買うことはチョコレートを買うことと同じ

不動産はコンビニでチョコレートを買うことと同じくらい簡単

金さえあれば誰でも買えるらしい

不動産は主観的

不動産で儲けるには、安く買って高く売る「転売」か不労所得である「家賃収入」だけ

→どちらで儲けるか見極めて物件を選ぶ

後者のインカムゲインが魅力であり、

例えば、1億円のマンションを買って月50万円の家賃で人に貸せば年間600万円の収入、このときの運用利回りは6%

株の株価は需給バランスによって決まる客観的なものだが、不動産は個別の商品が世界にたった一つしかなく、買う人も基本1人

基準となる不動産評価額は存在するが、その価格より遥かに高い値で買う人もいれば、いくら安くても買わない人もいる

→個人の趣味嗜好の問題になってくるので、主観で決まるのが不動産

だから学べることが多くて面白い!

タワーマンションの魅力

世の中で絶対劣化しない資産価値は「タワーマンションの高層階の部屋」!?

タワマンは世界中で開発されて商品数は多く、富裕層の取引も活発なので価値は上がる

古今東西お金を持つ人は「高いところに住む」これは不滅の真実

また、最近のタワマンはホテルのようにコンシェルジュがいて、図書館、プール、ジムなどもある

社会的地位の高い人が住むので、ジムなどを通して上流階級のネットワークに入れることもメリットの一つ

→目に見えない高い付加価値がたくさんある

★借金を悪というのは日本人だけ!

世界的に見て「借金を悪」という国民は日本人くらい

世界では、高い買い物のために借金をして当然という考え方

→堂々とお金を銀行に借りに行く「貸さないなら他にいく」と客のほうが上の立場

日本は「貸してください」と頭を下げ、銀行は「貸してやる」という態度

日本人は「借金が恥ずかしいもの」という意識が強い

これは「リスク」についての考え方の違いが原因

海外でのリスク…銀行が取るもの。借金が払えないと資産を売却して残りは銀行が払うというシステムがある
日本でのリスク…客が全て背負うもの。保証人や保険やらを色々つけさせられる

日本人の心に借金に対する異常な恐怖心が染み付いた

借金は投資であり、悪ではなく善

★日本人は金利に対して興味がなさすぎる

インベスターZ金利を気にしない日本人

出典:インベスターZ 123話

世界の人々は常に金利をチェックしている。少しでも高い預金金利のために銀行口座を移動させたり色々する

日本人は預けっぱなしで、手数料によって預けた額よりマイナスになっても平気な顔

今は住宅ローンの金利が1%未満という近年まれに見る低金利!

タダ同然でお金を借りれるのに借りないヤツはバカ

特に大企業に努めている人は資産形成の大チャンス

→大企業に勤める社員はお金を借りれる力である「借金力」がすごい!

銀行は企業の看板にお金を貸すので、独立したりしたらお金は借りれなくなり、借金力はほぼ0になる

不動産はロケーションが全て

インベスターZ ロケーションのマーケティング管理

出典:インベスターZ 124話

不動産投資をするときに探すべきは、入居者の顔が見える物件

とにかく不動産はロケーションが全てであり、立地の商業的な価値を正確に把握していないと勝てない

→この物件にはどういうニーズがあってお客さんは誰か、マーケット管理が大切

★不動産は売り出し価格のまま買ってはいけない

不動産を購入する時は、必ず値引き交渉をしてみる

→新築マンションでもなんでも値引きを前提に価格設定をしている

交渉時の値引きは思い切って、15%引きにして、そこから交渉を開始する

分譲マンションなどで最後の1戸だけ売れ残っている場合は、8000万円の物件でも5000万円に指値するという手段もある

とにかく恥ずかしがらずに堂々と「安くしてくれ」と口にする事が大切!

漫画「インベスターZ」14巻の感想

常識は商売になるという面白さがありました。夢を売る商売って、考えてみたらコストはゼロなのですごい商売ですよね、しかもそれに気づかれずに

不動産、ひいては金利の話もありましたが、ティッシュの価格は気にするのに、高い買い物だと「まあいっかー」ってなる人が多いように感じます。

ここにも日本人の底なしの能天気さが関係してそうですね、こわい!

経済漫画「インベスターZ」14巻ネタバレ要約まとめ

以上、「インベスターZ」14巻でした

不動産投資は中々とっつきにくい分野で知らない人が多いと思いますが、かなり裏事情まで知れたんじゃないでしょうか。

「チョコレートを買う感覚で不動産は買える」ってそんなわけないだろ

筆者はコンビニでチョコを買ったことがないので、ちょこっと思い切りが必要ってことかな、な!

次巻は、こちらから

過去の巻は インベスターZから!

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