18年の連載の末、完結した怪傑作「ドロヘドロ」
とそれに続いて打ち出された新作「大ダーク」
どちらも林田球先生が描いている作品です
あまりにもダークな世界観と画風が似すぎているため、「大ダーク」は続編か?と言われることもしばしば
でも、結論から言うと、両作品の物語的なつながりは全くありません
世界も宇宙とホールで全く違いますよね
だがしかし!そこにはいくつか共通点があることに気づきました
そこで、ドロヘドロと大ダークの1番の違いも再確認しつつ、
両作品に共通している部分を書きたいと思います!
ドロヘドロと大ダークについてはこちらで魅力などを語っていますのでぜひ合わせご覧ください↓
それでは、参ります
「ドロヘドロ」と「大ダーク」の違い・共通点&つながり【考察】
ドロヘドロと大ダークの1番の違い→コメディ
ドロヘドロと大ダークは全く違う物語ですが、独特のダーク感を持った雰囲気は似たものがあります
が、基本的な作風・世界観の違いは、なんといってもコメディの強さ・割合です!
ドロヘドロは謎の多さ(伏線)、ダークな世界観、ホラーやストーリー性が強くて、
大ダークの方がコメディ寄りですね
ドロヘドロにもギャグ要素は多いですが、色々と盛りだくさんの漫画でした
大ダークではそれらを削ぎ落とした点が1番の違いかなと思います
実際、林田先生もインタビュー記事でこう語っていました
そうですね。本当に軽く読める、ちょろちょろって読んでもらうのに適したマンガかなと。
「ドロヘドロ」にもコメディ要素はありましたが、「大ダーク」は本当にコメディだと思っています。
ドロヘドロのように重すぎず、手軽に読めるという部分が大ダークの魅力ということですね!
ドロヘドロと大ダークの具体的な共通点
それでは、共通点に移りたいと思います。この記事のメイン
その① マスク
まずはコレ!マスクですよね
これはドロヘドロを読んだことのある人なら大ダーク1話目からビビッと来るポイントだと思います
ドロヘドロでは魔法使いがそれぞれ個性あるマスクを被っていましたが、
大ダークでも死ま田=デスやサンコはしっかりマスクを被って戦闘態勢に入っています
センスあるイラストから生み出されるそれぞれの服装は両作品の注目ポイントですね!
その② シンボルとなるご飯(ギョーザ→みぼすぱん)
ドロヘドロでは、ニカイドウのつくるうまそ〜な大葉ギョーザが飯テロでした
アニメになりますが、このオープニングはそのギョウザをつくっていますね。ウマソウ!
このPV、イカレ狂気と飯テロの融合具合がけっこう好きで、筆者は10回以上見ています笑
それに対抗する?のが大ダークの「みぼすぱん」
これも宇宙ならではの作り方が作中に載っていますね笑
実はコレ、めちゃくちゃ編集者と議論された上でつくられた食べ物だそう
宇宙空間という特殊な場所という設定を加味しつつ、悩みに悩んで生み出された1品です
酒まんじゅう「解せぬ・・・」
その③ 半裸でグラマラスな女の子が強い
これ、意外と見落とされがちな点かなと思います
ドロヘドロは、露出度が高い女性の戦闘能力が高いんです
具体的には、ニカイドウ(悪魔)、ノイ、ハルですね
露出度が高い服装というのもありますし、服が破ける、なくなるシーンが多いのもありますが、
全員作風と不釣り合いなほどグラマラスなのは周知の事実かと思います笑
それが、大ダークでもやっぱりありました
人間ではないので、確実に女性ではないですが、見た目は女性な死ま田=デス
始めて寝起きの死ま田を見た時はびっくりした方も多いのでは?
「脱ぐとスゴい!」的な感じですよね
みんな普段は体型がわからない全身を覆う(マスクもしてるし)服なのですが、
ふとした一場面でここぞとばかりにナイスバディを見せつけてきます
イスラム圏の女性みたいですよね
↑わかっていただきたい!
半裸でグラマラスの女の子が強いのはドロヘドロからの踏襲ですね♪
あ、それに対して恋愛はあまり描かれていないというのも肝かなと思います
コレ面白いんですよね、あくまでも少年マンガというスタンスなのでしょう
ハルとカスカベ博士は例外ですが、こんなヤバ露出キャラがいても一向にかまわんキャラクターたち
これもまた、両作品の世界観をつくり出す魅力なのではないでしょうか?
脱ぐとスゴい!
その④ 相棒の存在
ドロヘドロにおけるカイマンとニカイドウ、ノイと心
大ダークでは、サンコとアバキアン
このパートナーや2人組で物語が進んでいくのは両作品の共通点ですね
大ダークに関しては4人組の感じですが、少数での共闘という点は健在
バディとのコンビネーションはワクワクさせるポイントであり、作品の大切な部分でしょう!
倫理観ぶちこわし、スプラッタバンザイの最強タッグ♪
その他細かい共通点
武器について似てると思ったのは、心の金づち、サンコのオノ
好青年な感じと190cm超えの背丈がサンコと心は似てます
ノイも見た目が死ま田=デスと似てたり、
死ま田に関しては、性格とか特徴がドロヘドロの悪魔のそれなんですよね
モージャはキクラゲと恵比寿を足して2で割ったような感じで、マスコットキャラクターと言う感じでした
モージャのグッズ化は確定と言ってもいい愛くるしさ
また、1話目のタイトルが「血だるま漂流者」というのは、ちょっとドロヘドロのチダルマを思い起こされますね
あと、沼
↑見にくいですが、左下にホールのような沼があります
ここらへんは、ちょっとかぶせてきたなって感じがしましたね
憩いの場なわけないだろっていう笑
そんな感じですかね!
他にもここが同じだよ!ってのがあればぜひコメント欄かツイッターで教えて下さい!
まとめ:「ドロヘドロ」と「大ダーク」の違い・共通点&つながりを考察
以上、両作品の共通点について思ったことを書いてみました
違いとしては、大ダークの方がドロヘドロよりコメディ色が強いということ
主な共通点は、
- マスク
- シンボル飯
- 露出度の高い女性が強い
- 相棒の存在
という感じでした!
この記事の結論は、「半裸の女の子が強い」ですかね。ではまた
作者・林田球先生についてまとめた記事はこちら
ダークファンタジーが好きな方はこちらもぜひ
コメント
一=ダメ丸は悪魔たちに人間にされたチダルマの可能性がある
ナグールンはホール君に似ている
本当の名とはチダルマのことかもしれない
ドロヘドロの時点でホールの閉塞感、魔法使いの世界の側の不自然な居住環境、
魔法のナノマシン的な性質、ニカイドウの魔法が覚醒した際のSF的ガジェットの
度合いの高さから実はSF的だった
もっと巨大な文明の残骸の2つの世界を行き来させた物語のようなドロヘドロ
それをさらに大きくした世界観でチダルマが人間として活躍する大ダーク
という風に見るとクライ(闇の生物)の見え方も変わってくる
ダメ丸=チダルマとは!!!
まったくない視点だったので、めちゃくちゃ面白いですね…
大ダーク5巻で、ダメ丸が本当の名前を呼ばれた66ページの一コマ目がモロにチダルマですね
確かにそうですね!
どうドロヘドロと連結させてくるのか楽しみです