ストーリーは漫画を面白くさせていますが、お金の知識を学びたい、投資についてだけ知りたい人にはちょっと邪魔なのも事実!
そこで、知識的な重要ポイントを絞って要約しました
前の巻はこちらから
この記事を読めば、
作者はドラゴン桜で有名な三田紀房さん
こちらで総合的なレビューをしているので、合わせてどうぞ
「具体的な内容を知りたい」「シンプルに忙しい」方は
まず本記事の要約を見てから買ってみてください! 買う際の参考にも!
筆者も株をやっていて知識は少しありますが、全巻通して学ぶことは多かった!
筆者としては、特に投資をしている人に見てほしいです!
経済漫画「インベスターZ」17巻の重要ポイント要約【ネタバレ】
「インベスターZ」17巻の内容は、「後継者」と「鈴木商店」についてです!
ゼネラル・エレクトリック社の後継者選びは自動的
CEOは基本内部育成、世界175カ国、約30万人の社員から優秀者数%をリーダー育成期間「クロトンビル」のプログラムで教育する
→20名に絞って7年かけて3人まで絞り込み、最終課題で最も良い成績を上げればリーダーとなる仕組み
年間10億ドルをクロトンビルに注ぎ、経営トップの時間も30%がクロトンビルに投入
→GEは後継者選びの仕組みを徹底的に重視し、世界一力を入れている
★組織が崩壊する最大の元凶は私心
出典:インベスターZ 146話
組織の存続において最大の懸念は「後継者の選定とその引き継ぎ」
選定が円滑に進まないと激しい内部対立が起こり、組織が弱体化していく
そのときの人の心はほとんどが嫉妬と恐怖が支配している
自分が相手に対して不快な感情を抱く原因のほとんどは嫉妬
恐怖は自分は非主流にまわるかもしれないという不安
→支配層になるために人は全力で保身に走り、攻撃し合って泥仕合になる
⇒感情を排して、後継者を自動的に選ぶシステムが大切
社会の決め事やルールは何かを信じ込ませて人を動かす道具
ルールを決めるなら1人の人間が最初に根拠がなくてもしっかり決める
鈴木商店を率いた日本最高峰の天才、金子直吉
明治7年から始まり、樟脳で莫大な利益を上げた後に様々な企業を買収、売却する
第一次世界大戦から大正にかけて30業種60数社の企業を率いる世界的な一大総合商社となった
その立役者が「財界のナポレオン」と言われた金子直吉
質入れになった書物を読み漁り、法学、経済、理学、文学などあらゆる分野を独学で学んび、どの分野にも精通する圧倒的な知識量、行動力や洞察力もずば抜けていた
よれよれの背広で政府や財界の大物を訪ねては相手を説き伏せるので、「説得力では日本で敵うものはいない」とまでいわれた男
★日本一の総合商社である鈴木商店が滅んだ理由
鈴木商店は一船売りや三国間貿易など画期的な方法で大儲けし、三井、三菱を圧倒する日本一の総合商社へ
国内総生産の1割の売上を達成し、スエズ運河を通過する船の1割は鈴木商店というレベルまで発展する
しかし!あまりに急速に力をつけたために嫉妬され、嫌がらせなどを受けるようになる
→新聞が「米を買い占めて庶民を苦しめている」という事実無根の報道をしたために本店は焼き討ちにあう
→その後、他の財閥に潰され、終焉を迎える
鈴木商店≒ライブドア!?
個人に説明責任などない!
出典:インベスターZ 151話
何か悪いことをした時、説明責任という謎の造語があるが、それは「ただの自白の強要」
高度な民主主義社会では、人は言いたくないことは言わなくてもいいが
説明責任という名目のもとに表に出て全て話せというのは拷問をした戦前の警察と同じ
組織の秩序を乱して迷惑をかけたと思うことがあってもそれは違う
例えば、会社員は「会社のために」と言い、頑張りに応じた見返りがないと「会社に裏切られた」と失望する
しかし、組織は個人に忠誠心など求めていない
⇒組織は能力を発揮して成果を出してほしいだけ
「インベスターZ」17巻の感想
日本から近代に世界的な企業が生まれていたということは初めて知りました!
金子直吉と鈴木商店については結構調べましたが、やっぱり1人の天才が時代を動かしていく感じがとてもしました
リスクを取りまくる稀代の天才、金子直吉は現在で言うとソフトバンクの孫正義さんのような感じでしょうか、なんかそんな感じがして個人的にはとても好きです!
経済漫画「インベスターZ」17巻ネタバレ要約まとめ
インベスターZ 17巻は「組織の存続」という所に焦点を当てた1冊でした!
説明責任の話もそうですが、ちょっと人間ってもったいない感情というか先入観があまりにも多いと感じました、日本人は特に
「私心を排して指針を決めろ」ってところですかね、( ・´ー・`)どや
次巻は「金(ゴールド)」と「貯金」についてです!
過去の巻は インベスターZから!
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