「ひゃくえむ。」読みました
読みやすいボリュームで、信じられなくらいの名作でしたね
数少ない1話で涙腺崩壊した漫画でした
漫画勢も大好きな漫画なので、「ひゃくえむ。」全体の魅力を書いている人は多いです
そこで、この漫画を読んで感じた頑張っている人に対してどう接すればいいかを書きます
ネタバレはあるので、すでに読んだ方に読んでほしい記事です
【教訓】「ひゃくえむ。」を読んで感じた頑張ってる人にかける言葉【感想・レビュー・ネタバレあり】
まず筆者は、インターハイ決勝のシーンが最もこの漫画で印象に残ったシーンでした
トガシが安心して小宮に負けちゃうところです
これ、通常の解釈だと「ガンバレ」と言ったことがよくなかったのではなく、トガシにガンバレを安心と解釈してしまう緩みがあったということだと思います
ただ、私はこう解釈しました
「言ったやつが悪い!」
もちろん、これはガンバレって言ったら気が緩むかもしれないから言うなということではありません
「ガンバレ」という四文字を言う時に、どれだけその言葉が影響を与えるかを考えているかというところです
知らぬ間に、テキトーな「ガンバレ」を言っていませんか?
私自身は、この漫画を読むまで、脳死でガンバレと言っていたことに気づきました
「ガンバレ」をまるで挨拶かのように、パワーワードかのように言っていました
そもそも、ガンバレと言われて安心したのは、なぜなのでしょうか
それは、この2点だと思います
- ガンバレと言ってくれる存在がいることで勝ち負けに関わらず報われる後ろ盾感
- 自分は頑張っているからそれで良いんだという現状維持感
どちらにしろ、ノイズになってしまう可能性があります
この可能性を考えれるかは、ガンバレと言われる立場にならないとわからないかもしれません
ただ、自分が応援したくて、応援している自分が好きでガンバレと言っている自己満足型ガンバレもありそうだなと感じました
「ひゃくえむ。」では、他の人からかけられる言葉によって走り方や気持ちが大きく変わるシーンが1話から最終話までたくさんあります
1話でトガシが小宮にした話や、仁神さんの説得、海堂選手の現実逃避etc…
魚豊先生の言葉の戦闘力には驚かされますが、よくも悪くも人は言葉で動かされる生き物だということです
そう考えると、人への言葉は慎重にならないといけないなと思いました
言葉は、-10グラムにも10トンにもなります。
筆者は終わってもいないのに「過程が大切だから」終わってからも「経験になったね」と言う人がとても嫌いです
頑張っている人は、結果を求めています
結果がでなければ、存在していないのと同じだと思っています
これだけはわかって欲しいのです
まとめ:「ひゃくえむ。」を読んで感じた頑張ってる人にかける言葉【感想・レビュー・ネタバレあり】
以上、「ひゃくえむ。」から得た教訓でした
人の意志や執着、想いを、才能の下降を通して描くって本当にリアルでかっこいい漫画だと思います
関係ないですが、最終話の最後の後、
ラスト10m 海堂「今から現実から逃げようか」
!!!!海堂優勝!!!!
とマガポケのコメント欄に書いていた人がいて、大爆笑してしまいました笑
あそこから海堂がまくっていたら、最高のギャグ漫画ですね笑
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
以下、魚豊さんの他作品「チ。」についての記事です
興味があればチラッとしてみてください
漫画「チ。―地球の運動について―」を読んで感じたリスクの重み
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