この記事は、「図書館の大魔術師」6巻の見どころ・感想・考察です
一年ぶりの楽しみでたった今読み終わりましたが、クオリティ高スンギ!
やっぱり発行部数が一桁二桁たりないです
前巻はこちら
それでは、いってみましょう
傲慢メディナ&美魔女ソフィ「図書館の大魔術師」6巻(最新刊)の感想・考察【ネタバレ注意】
6巻は主に、
- 5巻に引き続きメディナ=ハハルク
- ソフィ=シュイム
- 日々の課題
に焦点が当たった巻でした
絵の綺麗さ・細かさだけで絵がうまい!とは言いたくないですが、画はさすがにバケモノクオリティです
メディナの傲慢
この漫画でも数少ない嫌われ者・メディナ=ハハルク
シオの「争闘だ!!!」には、泣いて感動したのですが、個人的にインパンクトが強かったのはこのシーンです↓
「私はけたたましいひな鳥か」
もう共感が強すぎました
トガッている人をさも達観した目線を持っているかのように寛容する周りの人間
それに対する反発と否定
ひねくれている人間やクリエイターにとっては、とても共感できる内容だったのではないでしょうか
この作品に出てくるキャラクターは、困難を経験し、努力し、スキルがある人ばかりですが、現実では知識のない人が寛容することに反発する人も多いハズ
そういった点でも共感は強かったです
いい人ばかりでもつまらない、この漫画におけるキャラクターのアクセントとして良いですよね
DIOっぽくヒール的な立ち位置にいるメディナも、共感が強かった筆者としてはとても好きなキャラクターの一人です
(↑こういう寛容がメディナに嫌われるやつですね笑)
オウガが視線を気にする理由
前巻(5巻)にて、神妙な空気と意味深なコマがあったオウガ
「混血」が原因で疎外され、いじめられたことから、周りの視線の動きがわかるようになったんですね
思っていたよりさらっとした明かし方でした笑
構図の見せ方で、アヤ=グンジョーの飛び蹴りの動きを予知するオウガの描き方というのも面白かったですね
人と人の間に入る者として、シオとオウガは似ている部分があります
ソフィさんは小説界を牽引する文豪
ええええええ〜、イエアッド!!?
って、誰だっけ…
というのが第一印象ですが、よく見ると同じ話にいらっしゃいましたね笑
児童文学の鬼才でした…
美魔女としか見ていなかったので、6巻一番の驚きポイントでしたね
巻の最後にどーんと驚き要素を入れて締めくくるというのが「図書館の大魔術師」のやり方ですが、6巻でもやってきました
「子供でももっと常識的な小説書くわよね!」という発言もある意味の伏線でしたね
メガネ怪人など、子供のような言動は、児童文学を書く者として子どものように楽しむ才能のようなものを感じ取れます
ソフィ=シュイムはアナグラムでシオ=フミスになるという部分ですが、シオフミスの生涯を本として残すソフィさんと対になる関係なのではないかと思われます
シオのお母さん説もあると巷では言われていますが、どうなんでしょうね…
細かい部分
ちょー細かいこと言います
上のコマ、明らかに不自然じゃないですか?
切り貼りしたような身体の構図で、デフォルメされた感がつよいです
泉先生レベルだともちろん自然に描くことも出来たはずなのに、あえてのデフォルメ
うまいですねえ。デフォルメすることでテイの嬉しさを全力で表現しています
ここらへんも同じですね
あえてアニメーション的に足の動きを描かないことで、時間の経過を表現しています
ざっと思ったことはここらへんです!何かあれば追記します!
まとめ:漫画「図書館の大魔術師」6巻の感想・考察【ネタバレ注意】
以上、「図書館の大魔術師」6巻の感想でした
図書館内でワイロがあったり、総代候補が出てきたり、と6巻からの新しい要素もありましたね
年に1回の楽しみがまた来年になってしまうことを憂いつつ、読み返していろいろ発見を見つけたいと思います
「図書館の大魔術師」全体の魅力はこちらで語り尽くしているのでよければどうぞ!
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