うおおおおお、新刊発売だああああ
(ちょうど6ヶ月ぶりの新刊なので、久々すぎてテンションが上っています)
今回は、「ダーウィン事変」3巻の感想や見どころ・個人的ベストシーンを書きます
「ダーウィン事変」は「最近のおすすめ漫画集」にも入れていて、めちゃくちゃ好きな作品♪
それでは、いってみましょう〜
ALA vs チャーリーがさらに激化!「ダーウィン事変」3巻の感想【ネタバレ注意】
前巻(2巻)では、テロ組織・動物解放同盟(ALA)であり、高校の生徒・ゲイリーが学校で銃を乱射する事件、これが一件落着して終わりましたね
【全体的な感想】高い水準でバランスがいい!
3巻、全体的な感想としては、「バランスが良い!」でした
というのは、
- チャーリーのアクションシーンの派手さや彼の発言の不思議さという爆発的な面白さ
- 動物の人間の関係についての考察
- ハリウッド映画のようなセリフの深みや言葉のクオリティの高さ
これらがバランス良く混じっていて、高い水準で維持されている感じがしました
普通、哲学的な考察があると退屈になる部分があるのですが、ほどよく面白い要素があって没入感もある
ここらへんが「ダーウィン事変」はうまいです
また、3巻ではチャーリーよりも、彼の周りの人に焦点が当たっていました
1,2巻では80億分の1の存在として「チャーリーが何を言うか」にスポットが当たってきていましたが、ここもひと味変えてきましたね
FBIなんかも入ってきて、どうなっちゃうの〜〜〜
って感じはしたものの、勢力がいろいろで面白かったです!
細かいディティールがオモシロすぎる!
13話の
シュルーズはいま破裂寸前の風船だ
など、相変わらずジョークや比喩のアメリカカンが強かったです
ディティールの細かさがリアルを生み出していて面白かったですね
↑この引用や強調を表す「チョンチョン」も、アメリカ人の方がよくやるやつ
ちなみに、所有は法の九割(Possession is nine tenths of the law)が気になったので調べてみると、
現実的に9割を占有している人が所有権の争いでは勝つ→持っとかないとダメよ
という意味でした!
「ルーシー君、ちょっと変わった経歴を持っているね?」についてのちょい考察
ALAのトップである黒人のくせ者・リヴェラの発言です
「君らはともに、アイデンティティを巡る旅をしている」
これ!気になった方も多いんじゃないでしょうか?
筆者の考察としては、「ルーシーは性転換をした過去がある」だと思います
母親に「ルーシーのこと、どう思ってるの?」と聞かれた時、チャーリーが「知りたいって思う」と言ったのは、
自分と同じように「身体」が普通の人とは異なるからじゃないでしょうか
ルーシーが特別な存在なのは、そういったカラダの特徴をチャーリーが感じ取っていたからという部分もあると思います
恋愛が母親によって初めてほのめかされたことで、筆者はルーシーの「性」についてなのかなと考察しました
ただ、チャーリーはアイデンティティを巡る旅なんかしてなさそうですね
我関せずで、そんなことどうでも良さそうです笑
追記:(ルーシーについてのこの考察は4巻で間違っていることが判明しました)
個人的ベストシーンはココッ
ココです!
チャーリーとルーシーが、チャットをするシーンです
気さくな会話から、いきなり「名誉人間」という爆弾ワード!
この単語は、チャーリーを特別視するもの、加えて彼をバカにするニュアンスもあります
ルーシーがこんなこと言うはずないんですよね
チャーリーを崇めるのはALAの特徴、ルーシーのスマホからメッセージが送られていることから、ALAがルーシーを捕まえたことも一瞬でわかります
たった4文字でこれを表現するか!!
っていう、もうほんとうまいですね
うめしゅん先生、スゴすぎ
まとめ:「ダーウィン事変」3巻の感想・考察【ネタバレあり】
以上、「ダーウィン事変」3巻の感想でした
一個一個のセリフが洗練されすぎて、言葉好きの筆者としては面白い限りです
少し大人味ですが、またさらに友達に布教したいと思いました
3巻はチャーリーの育て親が死ぬという衝撃シーンで終わり、次巻から反撃開始ということだったので、期待したいですね!
次話はこちら
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