この記事では、つくしあきひと先生作「メイドインアビス」10巻全体のあらすじや感想をネタバレありで紹介します
10巻のストーリー(流れ)を知りたい方はもちろん、すでに読んでいる方も楽しめる内容になっているので、ぜひ最後まで見ていってください!
ついに成れ果て村編が完結!「メイドインアビス」10巻のあらすじ・内容(ネタバレあり)
「メイドインアビス」9巻のおさらい
9巻は
- 精算の化身(村の意思)であるバケモノを倒すため、レグが火葬砲を撃つ
- 火葬砲によって開いた穴からファプタが成れ果て村に入り込む
- ファプタが村狩りを開始
- ナナチがミーティと決別する
- レグVSファプタが始まる
- レグとファプタの過去シーンが流れる
- ファプタがレグを追い詰める
「レグはやさしいそすな。だが・・・おろかそす」と、最後にファプタが言ったところで終わりました
「メイドインアビス」10巻全体のあらすじ・流れ
56〜60話が収録されている10巻
流れとしては、倒れたレグを抱えるファプタから始まり、
続いてリコを殺そうとするファプタの攻撃をガブールン(デカイロボット干渉器)が受け止めます
するとそこにナナチとベラフが登場
二人を倒そうとするファプタにベラフが最後の力でイルミューイの記憶を流し込みました
記憶に困惑するファプタをよそに、村の結界が壊れたことでリュウサザイを始めとする原生生物が村に侵入します
ファプタは抵抗したものの、原生生物の圧倒的な力によって潰され、ガブールンはリュウサザイによって死亡
瀕死のファプタのもとに村の住人たちが駆け寄り、自分たちを食べさせることで力を与えます
復活したファプタは精算の化身とともに反撃開始しました
一方、リコ、レグ、ナナチは合流し、ヴェロを守ったワズキャンは死んでしまいます
また、レグはファプタと共闘してリュウサザイに立ち向かいます
ファプタが村を壊すことでリュウサザイの驚異から逃れ、同時に「村を滅ぼし、母・イルを永遠の眠りに導く」悲願も果たしました
その後、上昇負荷によって人間性を喪失したヴェロは、ファプタに看取られながら死亡
最後にレグがファプタを仲間に誘うと「考えておくそす」と言い、村を出ていくのでした
ファプタの決意と決別!「メイドインアビス」10巻の感想・見どころ(ネタバレあり)
10巻は9巻に引き続きファプタに焦点が当たっている巻でした
鬼アツシーンが多かった印象です
圧倒的な強さも持つ原生生物の登場、三賢やガブールンなどが死ぬという犠牲もあって、アビスの恐ろしさもコレまで同様出ていましたね
ファプタの迷い・決意がアツい
レグを倒しながらも抱きかかえるという一見矛盾した行為をとった最初のシーンから始まり、
三賢・ベラフに記憶を流し込まれたあともファプタの「迷い」は全面に押し出されていました
暴走している怒り狂ったファプタと、
優しい記憶を感じ取って涙を流すファプタ
対照的に描かれていて、強く大きな真反対の感情に左右されていることがわかります
ほんと複雑!
これぞ「メイドインアビス」の真骨頂だなと思いました
犠牲と憧れ、闇と光、希望と絶望
これまでの巻でも描かれていましたが、反対を同居させるのがうますぎます
「うつ展開」のダークファンタジーとよく言われる所以ですが、ファンタジーのリアルをまじまじと見せつけられて子どもが主人公なのにこの重厚感
ほんと骨太!
あとファプタの表情がスゴイんですよね
こことかヤバい↓
ファンタジーの魅力に表情の芸術も足されると、ちょっと太刀打ちできない面白さになっていっていきます
右下の爪カチカチはマジカジャさんが乗り移った残りですね笑
ファプタボディに入り込んでしまったあたり、マジカジャさんも地味に人間味あふれていて面白かったです笑
また、迷いに対して「『価値』はみずから知りにいくそす」と決意を固めたファプタの姿には、トリハダ立ちっぱなしでした
仕事だろうぜきもの 蹴散らせ
で精算のバケモノが剣を持つ所なんかもカッコいいですよね〜
ナナチの登場シーンもカッコよし!
ケモナー量産兵器・ナナチにはいつも癒やされてばっかりですが、今回は勇姿って感じでした
いつにもまして胸アツシーンが多かったです
リュウサザイ強すぎ!
デカすぎんか???
初めてこのシーン見たとき思ってしまいました
ワンポイントナナチでもありましたが、むちゃくちゃですよこれ
リュウサザイ最後まで倒せなかったですし、強すぎます…
人間ドラマを破壊する原生生物の恐ろしさ、アビスの脅威
こんなのがゴロゴロいるってなるとヤバいとしか言いようがありませんよね
オチえぐし
最後のナレーション
アニメにもありますが、これもfromライザなんですかね
本当にスバラシイ言葉だと思いました!
仲間にはならず、どっかでまた出てきそうな楽しみも増やしての終わり
オチとしてとても良かったと思います
ファプタも死ななくてうれしそす
最後に10巻についての5・7・5
決別と 迷い乗り超え いってきます
現場からは以上になります
「メイドインアビス」全体の魅力を3つにまとめました↓
まとめ:「メイドインアビス」10巻のあらすじ(内容)・感想【ネタバレ】
以上、「メイドインアビス」10巻でした
これにて成れ果て村完結!
「成れ果て村」編という一つ区切りがついたということで、次からはどんな冒険になるのでしょう
6層を探検するのか、はたまたまたさらに下へ下へと7層?へ行ってしまうのか
リコやレグが来た場所もまだ分かっておらず、謎が多すぎるアビスはその謎があるからこそ魅力があります
アビスを知りたい、とより一層思わせてくれる巻だったんじゃないでしょうか
次の巻(11巻)の感想・見どころはこちら
ダークファンタジーのおすすめ漫画はこちらでまとめています
ちなみに、筆者はラップをつくるほど「メイドインアビス」が好きな人間です↓
メイドインアビスの諸々をラップにしてみました
フローとか音声編集技術とか、かなり能力上がってきてます
アキオ名義さんの動画を見て触発されました#漫画の内容をラップにする pic.twitter.com/DAoAD8eFQv— のぐちーの(漫画レビューブログ) (@nogublog) June 30, 2021
コメント
ファプタが幸せになれてなによりそす