マンガ大賞2021で大賞を取った本格ファンタジー漫画「葬送のフリーレン」6巻の感想や見どころを書きます
前巻に引き続き、一級魔法使いの選抜試験な巻でした
ひたすらにキレイで、静かで、面白かったので、楽しく語ります
ネタバレにはご注意くださいな!
それでは、参ります
第二次試験でダンジョン攻略「葬送のフリーレン」6巻の感想・ネタバレ
「葬送のフリーレン」6巻のネタバレ(あらすじ・内容)
第二次試験の内容は未踏破ダンジョン「零落の王墓」攻略でした
このダンジョンの主は水鏡の悪魔(シュピーゲル)で、ダンジョンに入り込んだ人物の全てをカンペキにコピーした複製体を作り出します
昔を思い出しながらウキウキでダンジョンを探索するフリーレン(withフェルン)
最深部には、ボスとしてフリーレンの複製体がいました
最深部まで到達できた攻略者全員で他の複製体を足止めしながら、フリーレン&フェルンVS複製体フリーレンの状況に持ち込みます
フェルンが複製体フリーレンの攻撃を受けることでスキが生まれ、見事複製体フリーレンを撃破。二次試験が終わりました
その後、フリーレンの師匠の師匠である大魔法使いエルフ・ゼーリエが第三次試験を担当し、フリーレンは不合格
フェルンは一級魔法使いでも見抜けなかった、ゼーリエが持つ魔力のゆらぎを感じたところで終わりました
「葬送のフリーレン」6巻の感想・見どころ
全体的な感想
まずは、全体の感想
ほんと、静かで、キレイでした
あいも変わらず漫画内に漂う空気はムダがなく澄み渡っており、ひたすらにキレイで没入してしまいます
美しい夕焼けを見ているかのような感覚ですね
各話のオチへの流れもキレイで、構成的な美しさもあり、
ファンタジーのリアルで本格な世界観もまっすぐ突き通しています
まー、なんとも非の打ち所がない漫画だなと改めて感じました!
ヒンメルの言葉。人格者にも程があるぜ!
楽しく冒険して迷宮に潜って、魔物を倒して、宝を探して、気が付いたら世界を救っていたようなそんな旅がしたいんだ
いや〜、これエグいですね
ヒンメルは毎回、哲学的でありながら子供のような奔放さを併せ持つ名言を生み出しています
ゾクゾクっとしました
ヒンメルさん、人格者にも程があるぜ!
勇者一行の思い出話にはワクワクさせるものがありますね〜
「本当に訳がわからないよね」と言いながら口角が上がっているフリーレンの気持ちも少しわかりました
ファンタジーなんですけどね、なぜか共感してしまう
ここらへんも「葬送のフリーレン」の魅力ですね
リアルリアルリアル
- ミミックの脱出法
- 痛みからダンジョンを諦める者
- 魔法の歴史、魔法のイメージという概念
- 人間とは180度違うエルフの死生観
さすが、素晴らしいクオリティでした
巻を重ねるたびにこの作品の厚み・深み、そして世界観が形作られていきますね♪
個人的ベストシーンはココ
ココです!
不運にも複製体ゼンゼと戦わされ、試験に落ちたリヒターと試験に通ったデンケンの会話です
最悪な気分だと言いながら、「落ちたのが若い自分でよかった」と言うリヒター
うなずくデンケンに、「言い返せ。」
うまいですねええええ、4文字にリヒターの全てを乗っけるとは。。。
リヒターの悔しさが全面に出ています
- 「あんたは受かるべきだった」とデンケンに言ってほしかった
- 老いぼれと言った(権力をバカにした)ので、ノッてほしかった
この2つでしょうか
なんにせよ「言い返せ」はかなり意味深な一言だと思います
こういう意味深なひとことがなんでも無いところで来るから、読むのを止められないんです、この漫画は
言葉でわかる微細な本音やね
まとめ:「葬送のフリーレン」第6巻の感想・ネタバレ
以上、「葬送のフリーレン」6巻の内容・感想でした
何もかもがキレイ過ぎて、面白かったです!
「フリーレンの魔力制限をたった一目で見破ったのは魔王だけ」というゼーリエの発言から、やっぱり魔王が気になりますね
いつか、魔王の姿を見れる日が来るのでしょうか
その日まで、この漫画を読みたいと思います
次巻はこちら
「葬送のフリーレン」全体の魅力はこちら↓
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