デルウハの辞書に「倫理」という文字はない!
世界で1番仲間を殺している漫画「This コミュニケーション」の面白いポイント&5巻まで読んだ全体的な感想を書きます
ネタバレはなし!
ぜひこの漫画が好きな方や、一風変わった最近の面白い漫画を探している方は見ていってください!
新しいことをしてる漫画!「This コミュニケーション」の面白いポイント・感想【ネタバレなし】
「This コミュニケーション」の簡単なあらすじ
突如現れた謎の生物・イペリットに侵略された地球、イペリットを狩る超人少女たちを合理的過ぎる男・デルウハがまとめ上げていくSFファンタジー
味方を殺して記憶をリセット!主人公の理解不能者感が面白すぎる!
結論から言うと、この漫画の魅力は、SFのこんな爆発的な世界観なのに、人間関係に主軸があり、主人公が理解不能者というところ!
まずこの漫画、主人公(デルウハ)が鬼のように理解不能者なんですよね
デルウハの目的はシンプルで、毎日パンとサラミを食べること
戦場の作戦や戦略は天才的、数学的に大砲も操れるブレイン・リーダーとしての優秀さ
努力や自らの怪我もいとわない姿勢は、軍人としてカンペキとしか言いようがありません
ただ!あまりに合理的すぎるあまり、少しでも都合の悪いことが起こると、再生能力がある超人少女たちを殺して、記憶をリセットする
ここの迷いのなさ、手段を選ばなすぎる感がめちゃくちゃ面白いです
「進撃の巨人」エレン・イエーガーや「亜人」の主人公・永井圭のような感じですね
読者にかんたんに「このキャラはこういう人物だ!」と言わせないミステリーな人間
だからこそ、何をするかわからない感が尋常じゃないので展開が気になっちゃうんです!
読者が全く共感できないタイプの主人公で、この漫画はその最たるものですね
1%でも生存率を挙げられるなら、リーダーとして自分を信頼している6人の超人少女をオノで皆殺しという狂気の発想が面白いんですよね
ちなみに、仲間内のいじめに対してサラッと出たひとことがこちら
彼の辞書に倫理という2文字は存在せず、人間としての一切の感情はありません
味方が必死にバケモノと戦ってるのに、それを統率が乱れるという理由だけで無表情に撃ち落とす主人公を見たときは、「コイツヤバッ…」のひとことでした
「いかに仲間を殺すか」という、物語としてかなり高度で新しいことをやっているので、頭脳戦がお好きな方にもおすすめしたいですね!
情の持って行き方がうますぎる
ただ単純にデルウハがヤバいという面白さもあるのですが、ちょっと発展させます
この漫画、ハントレス(超人少女)が感情を顕にするシーンの描き方がめっちゃうまいんですよね
- かわいいものに目がない「みち」
- 雪山でキュッとデルウハの手を握る「よみ」
- 天真爛漫で行動的な「いつか」
などなど、個性的な6人のハントレスに目が話せません!
感情のないデルウハと対比して、さらに魅力的に見えてしまいます
デルウハの残酷さ・合理性と相反するハントレスたちの「情」がとてもエモくて素敵ですね♪
まとめ:「This コミュニケーション」の面白いポイント(感想)
以上、「This コミュニケーション」の魅力・感想でした
- デルウハの理解不能者感
- ハントレスの感情の描き方
- 戦略的仲間殺しという新しさ
などがオモシロイと思った部分です
めちゃくちゃ新しいタイプの漫画なので、一読の価値はあると思いました!
てかタイトルが謎なんですけど、「This コミュニケーション」というか、「Disコミュニケーション」
「This」=「殺し」としていそうですが、もはやコミュニケーションはとってないよな〜って思ったりします笑
まだまだ謎が明かされそうで面白くなっているので、今後もチェックしていく作品となりました!
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