今回は、隠れ名作である「オメガトライブ」(全14巻)とその続編「オメガトライブ キングダム」(全11巻完結)について解説していきます!
電子書籍で読んだのですが、社会不適合者を集めて日本でクーデターを起こすという設定が面白すぎてドハマリしてしまいました。
もっと評価されるべき、知ってほしい漫画と思い、レビューを書きました!
隠れた名作!漫画「オメガトライブ」のイチオシ面白いポイント【評価レビュー】
漫画「オメガトライブ」のあらすじ
父とともにケニアに来た主人公、吾妻晴は父が保険金目当てに自分を殺そうとしていることを知り、崖まで追い詰められた晴はそのまま落下し、意識を失う
死の間際、突如現れた男が「魂を売れば、次世代の覇王にしてやるぞ」と言い、晴は応じる
その後、晴は脳が高速で回転し時が止まったように見える(スタープラチナ)などの特殊な能力を持つ「超人類」となっていることに気づき、自らの使命とともに進化を争う戦いに巻き込まれてゆく、、、
進化に対しての考察が面白い
この漫画は人類の進化というテーマに沿って進んでいく面があるのですが、進化に対しての独自の理論が面白い!
「親」と「子」という関係に焦点を当ててるんですねー
オメガトライブの「オメガ」という言葉は「超人類」=「進化した人類」
という意味なのでタイトルから見ても「進化」というキーワードは重要だということがわかります!!
ニートを集めてクーデター!?
晴は他の超人類と対抗するために日本でクーデターを起こして大きな力を得ようと計画するのですが、これがぶっちゃけこれが一番面白い!
「なんでニートがクーデター?」
と思うかもしれませんが、そうです、理由があるんです!
「いつだって種の勝ち組は、はぐれものの中から生まれてきた」
そう、進化するということに必要な要素は「のけ者」だったのです。
そこで、日本社会の「のけ者」ニート、暴走族やヤンキーなどを集めて1大勢力を築き上げようととします。
2019年データで日本のニート人口は74万人!
こんだけの数が反乱を起こしたらって事考えると現実味があるかも。
作者の着眼点がすごい!
クーデターを起こす好条件が揃っているわけです。
暴走族で内閣総理大臣を目指す!? 梶 秋一という男がヤバい
ド派手なヤンキーの代表格みたいな存在で破天荒なことばかりしますが、
対応力や機転を利かせる頭の良さはピカイチ!
一見アホなことを言っていても本人は至ってマジメに成功までの道のりを描いています
人脈が命の政治界にカリスマである梶が入っていくのはある意味必然かもしれない
学校に行かず、破天荒なことをするということで
元首相の田中角栄をモデルにしたんじゃないかなあ、と筆者は勝手に思ってます
政治、軍隊などリアルな世界観
日本をクーデターで掌握するわけですから、当然政治にも切り込んでいきます
梶 秋一のストーリーを中心として政治のドロドロした部分がリアルに描かれています。
戦後の日本を支えたフィクサー、ヤジ馬記者、いざというときに不毛な議論を繰り返す政治家など
また、防衛学校や軍隊の話もてんこ盛りです
「軍は使うことのない銃を磨き続ける」のような発言など
形だけの軍隊を批判するという政治的に過激なシーンもたくさんあり、
軍隊の存在意義についても大きく取り上げています。
SF漫画ですが、軍や政治の構造を細かく描いているので作者の知識の幅がすごすぎ!
特に続編の「オメガトライブ キングダム」に政治問題が多いです!
まとめ:隠れた名作漫画「オメガトライブ」の面白いポイント【評価レビュー】
以上、「オメガトライブ」「オメガトライブ キングダム」全25巻のイチオシポイントでした
筆者は「オメガトライブ」の方が面白いと思いましたが、キングダムのオチは絶対予想できないもので漫画では珍しく終わり方はgoodでした!
悩んで面白い理由には入れなかったですが、女性キャラクターの絵も魅力的です笑
人類の進化とは何かを問う、超人類(オメガ)の戦い、マイナー漫画なのがもったいない良漫画ですのでよければ!
完結済みのおすすめ名作漫画はこちらでまとめています
コメント
梶君のモデルが田中角栄w
どう見ても鳥肌実って事で連載当時話題になったはず。
ありがとう!!
ここ見て読む気になって一気に最後まで読んだ!
本当にありがとう!!!
ありがとうございます!!!
そう言ってもらえてドチャ嬉しいです😆😆