いや〜、ついに終わってしまった「チェンソーマン」
今回は 、第97話(最終話)の感想と終わってみてということを書いていきます
これまでは話ごとの感想を書いていませんでしたが、今回だけはあまりにも書きたかったのでネタバレありで書いていきます!
チェンソーマンについてはこちらで紹介しているので合わせてご覧ください
【第97話感想】最終話!「チェンソーマン」のラストが愛だった【ネタバレ】
まずタイトル、「愛・ラブ・チェンソー」って、、、
ハッピーエンドになりそうな題ですね
第96話はマキマを生姜焼き食うシーンで終わりましたが、個人的に疑問だったのは「マキマってこんなので殺せんの?」ってこと
それが、97話の扉絵でマキマ肉料理のフルコースが描かれていて、完全にマキマを食べることに成功した形になりました!
絵がリアルで飯テロでした。。。
え〜、マキマこれで死んじゃったのか、、、と思っていると
マキマを倒せた理由が、デンジと何も見たくねえおじさんこと岸辺隊長との会話から語られます
それは、「攻撃ではなく、愛だから」ということ
デンジはマキマを傷つけるつもりはまったくなく、
そう本気で思ってるからこそマキマの契約内容と認識の問題をすり抜けて殺せたということでした
読者としては、あんだけ強かった支配の悪魔・マキマを殺せるには何かしら理由がほしかったところでしたが、しっかりと理由付けしてくれました!
藤本タツキさんのことだから、ここらへんなにかしらひねってくるかなと思ってはいましたが、愛か〜い!
そういえば前作の「ファイアパンチ」も兄妹の愛で終わっていましたね
こんだけめちゃくちゃなグロい漫画を書いておいて、最終回は愛、も〜なんとも言えない気持ちになります
加えて、マキマに気づかれずに攻撃した理由も語られます
- マキマは匂いで人間を判断している
- 一人ひとりの顔は覚えていなく、気になるやつの顔しか覚えていない
- マキマはデンジのことではなく、チェンソーマンのことだけをずっと見ていた
- だから殺せた
ということでした
俺ん事なんて最初から一度も見てくれてなかったんだ・・・
とデンジがいうコマは衝撃的でした
「悲しすぎるわっ!」と誰もが思ったはずです
何かマキマにも人間らしいところがあると期待していた節があったのですが、最終回にこれは悲劇としか言いようがない
岸辺さんなんか言ってあげて〜
んでそっから、黒髪の子どもの形で転生したマキマ(支配の悪魔)が出てくる!
ええ〜、戦慄しました
名前はナユタ、ってなんか聞いたことある名前だと思ったら藤本タツキ先生の読み切り漫画のこれでした
嫌がるデンジですが、支配の悪魔の保護者となります
その後デンジが「何か食いたいものはあるか」とたずねると
「食パン」と、ナユタは答えます
これには、うぉぉ〜って感じでした
1巻でデンジが貧乏の象徴として食べていたのは食パンですし、マキマがデンジと初めてあったときもマキマは「食パン」という単語を口にしていました
デンジの指を噛むシーンやイヌもそうですが、伏線というか、同じようなシーンの再現がすごい!
所々でこういう軽い伏線回収のがあるのはチェンソーマンの大きな特徴ですよね
そこは転生してもマキマの記憶の奥底に残っているということは、実はマキマはデンジのことも見ていたのではないかという考察も可能かなと
いや、単純に藤本タツキさんが食パン好きなだけか、、、
ともかく、その後それまであんま喋っていなかったポチタが
「私の夢は誰かに抱きしめてもらうことだった」と言い、
実はマキマも家族のような対等な関係に憧れていたということがわかります
タイトルが回収されました
いや〜、マキマさんもツンデレだったのか
思い返してみると、たしかにマキマはそういった発言があったようにも感じます
あとからの結果論ですが笑
そんで、ナユタ(支配の悪魔)とデンジが抱き合うシーンが描かれます
「ファイアパンチ」も最後抱き合うシーンで終わってましたし、やっぱり愛によるハッピーエンドというものは藤本タツキさんにとって必須なのかもしれませんね!
ファイアパンチについてはこちらで紹介しているので見てない方は読んでみてください!
最後のページでは、デンジが今もデビルハンターとして悪魔を倒していることが描かれましたが、高校生になってる!
デンジも確実に夢を叶えつつ、普通の学生?として生活していました
「第一部 公安編 完」という文字からは、第二部あるの!?と思ってしまいましたが、チェンソーマンは最終回なので、なさそうですね
と思って調べたら、ジャンプ+で第二部があるそうです!胸アツ過ぎます!
まあとにかく、ハッピーエンドで良かった!
デンジはこれまでたくさん悲惨な思いをしてきましたから、よかったよかった
もう少し続いてほしかったところはありますが、こればっかりはキレイに終わったという感じです
だけど、、、パワーは最後出てこなかったですね
良いオチに目が向いて忘れそうになりますが、人気投票1位だったパワーはもういないんですね
ファイアパンチほどカオスにならず、しっかりとまとまった良い終わり方だと思いました
全体を通して生と死、宗教や支配などあらゆるテーマ性が考えられますが、そんなこと考えずに読むのも楽しくて、いろんな楽しみ方があるいい漫画だと思いました!
最初にイヌを引き連れるデンジという絵もほのぼのします
「イヌになりたい」とデンジはマキマに言っいたところを思い出します
その動物との関係からも支配をするという感じはせず、ナユタとの未来も安泰ですね
まとめ【第97話】最終回「チェンソーマン」【ネタバレ感想】
以上、「チェンソーマン」最終回である第97話のネタバレありのがっつり感想でした
藤本タツキ先生のファンとしてはどうしても「ファイアパンチ」と比較して考えてしまいますが、単純に面白かったです
グロテスクなシーンや意味不明な展開ばかりが注目されるけど、
伏線もところどころひっそりと回収されていたり、無言で意味深なのコマが多かったりと難解な一面もあって、
それが「チェンソーマン」1番の魅力なんじゃないかなと思ったりします
ここまで、読んでくださってありがとうございました!ではまた
作者の藤本タツキ先生について知りたい方はこちらの2記事がおすすめ!
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