マジで一杯、いや、IPPON食らわされました
小説家の浅倉秋成が原作、漫画界でもトップクラスの画力と言われている「DEATH NOTE」小畑健が作画を担当する漫画「ショーハショーテン!」
この漫画の面白いポイントを、100作品以上ギャグ漫画をレビューしている筆者が書きます
「ろくでなしブルース」「ROOKIES」「べしゃり暮らし」森田まさのり先生も「ヤバすぎる」と大絶賛しており、注目が高まっている「ショーハショーテン!」
それでは、レビューしていきます
新次元のお笑い漫画「ショーハショーテン!」が面白い!タイトルの意味も考察【感想&評価】
「ショーハショーテン」の簡単なあらすじ
「ショーハショーテン」の意味とは
まだ完全に判明しているわけではありませんが、四十万のセリフ「笑いの波は天国まで届くんだろ?」などから「笑いの波で天を衝く」(笑波衝天)という意味だと思われます
日本中を笑いの波で沸かす&死んだ天国の相方を笑わせるダブルミーニングのようなものですね
漫画でお笑いって難しくない??
↑この漫画を読むまでの筆者の目
「漫画でお笑いを描くのは難しくない?」と思っていました。
漫画という動きのない媒体で、
- 流れ
- 間
- 声色
- 動き
が大切な漫才とコントの空気感を再現するのは難しいんじゃないかなと思っていたんです
ネタも全部載せる!真っ向勝負のお笑いが純粋に面白かった
そう思ってみたらこれがまた面白い!
漫画としての1話の「つかみ」が最高すぎて持っていかれました
青春マンガと銘打ってますが、ギャグ漫画としても面白かったです笑
しかも、このマンガがすごいのは、「ネタを全部描く」ということなんですよね
前フリだけして、ネタ中は客が笑っている描写だけを描いておくというのではなく、ガッツリ漫画の中で漫才をやってしまっています
これは、漫才漫画として新しいことをやっているなと感じました
真正面からお笑い真っ向勝負するヤベー漫画に出会っちまったと、新しい次元でしたね
つまり、作者は漫画のプロット+漫才ネタのプロットも書かなくちゃいけないんです
単純に負担2倍!
ハライチの岩井さんが、「俺らお笑い芸人が漫画を描くとしたら、絶対ネタ部分は描かない」と言っていたことからも、とてもチャレンジングな作品ということがわかります
もちろん、これはリスクでもあります
漫画内のお笑いのネタ自体が面白くなければ、読者を納得させられませんからね
そこをガッツリ面白くしてくるんだからもう、言うことなし!
これからどうなるかはわかりませんが、0か100の注目作品であることは間違いないです
お笑いのオモシロ理論も盛り込んでいた
1話目でズザザーっと興味惹かれた筆者ですが、2話でお笑いの理論を展開してきて完全に心掴まれました
- なるほど納得させられてしまうお笑い理論
- 人を笑わせることの難しさ
ここらへんも描いていて、これが一気にこの漫画の深みになっていましたね
本来「笑う」って行為は一種の「敗北宣言」だ
などなど、名言もたっぷり
真剣なお笑いの裏に生まれるドラマにも注目です
表現力の天才と脚本力の天才主人公タッグ
ロバートの秋山と東京03の飯塚がコンビを組んだかのようなワクワクも素晴らしいですね!
圧倒的な画力で描くお笑いの世界、くぅ〜、シビレます!
まとめ:お笑い漫画「ショーハショーテン!」が面白い!【感想・評価・タイトル考察】
以上、「ショーハショーテン!」の面白いポイントなどなどでした
少しでも噛んだらうけないというシビアなお笑いの世界
そんなシリアスさもありつつ、練られたネタが普通におもしろい作品でした
こんな作品が世に出るとは!
まだ読んでいない方はぜひ、チェックしてくださいね!
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