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西尾維新短編集「大斬」を斬る!短編の感想をランキング形式で語る【ネタバレ注意】

ヒューマンドラマ

西尾維新さんの短編漫画集「大斬」に収録された短編の面白さランキング全体の感想を書きます

「大斬」は、「ダンボール」「天国」のような9個のお題をもとに、読み切りの原作を西尾維新先生が担当し、それぞれの話を9人の有名漫画家が描く企画モノです

全部面白かったのですが、あえてランキングをつけるなら、というやつです

ただ、1〜4位は特に面白かったです

筆者の超主観なので、ゆる〜く見ていただけると嬉しいです!

それでは、まずは全体の感想に移りましょう!

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西尾維新短編集「大斬」【感想・話ごとランキング】ネタバレ注意

「大斬」全体の感想

言葉遊びといえば、西尾維新

西尾維新といえば、言葉遊び

というイメージもあるほど、漫画界随一の言語運用能力を持つ西尾維新先生の魅力が盛り込まれた短編集でした

コトバでわからせてやろう!っていう意思が感じられます

もちろん、言葉も凄いのですが、オチや題材の発想が凄まじい!

企画・言葉好きなら買って損なしのアイデア漫画です

それぞれ画風が全く違う漫画家さんが描いている+色々なジャンルがあるので飽きずに一気に読んでしまいました

では、9位から順にレビューしていきます

第9位 ハンガーストライキ

アメコミのようなポップさで王道っぽいのに主人公が負ける展開が面白かったです

ただ、オチが弱くインパクトの問題から9位!

第8位 友達いない同盟

ひねくれ者の大好物

話の中では『生還フラグ』があ〜〜確かに!感が強くて、1番面白かったです

なんかもう、バカリズムのコントみたいですね…笑

第7位 娘入り箱

「めだかボックス」コンビ!

世の中に反抗する尖ったキャラと、ハコがとにかく可愛すぎます!

登場人物3人ともキャラが立っていて面白かったです

シュレディンガーの猫を掛けて作られた話の構成の西尾維新らしさもいいですね

筆者は30分間、ダンボール「20箱」の意味を考えていたのですが、全く意味がわかりませんでした!

初っ端でこれが来て、これ越せるか〜?と思っていたのですが、結果は7位

他の作品恐るべし!

第6位 恋ある道具屋

ページ数が一番短い作品です

ミステリアスで難しそうな始まりなのに、実はシュパッと読めて、ハートフルでした

島根県と鳥取県より、島根県と山口県のほうが接している面積が大きいから、近づいたってことですね

こういうゆるく読める短編はいくらあってもいいからね

第5位 何までなら殺せる?

「何までなら殺せる?」略してナニコロ

この短編集1番の問題作品です

冷夏ちゃんの「私?私はね、犬までなら殺せる」で戦慄し、ドドドッと押し寄せるホラー

筆者も人間が1番偉いと気づかぬうちに思っていることを、ハッとさせられました

女の子の表情と涙を流しながらの最後もグレイトですよね

第4位 僕らは雑には学ばない

娘入り箱とかもそうですが、タイトルから遊んできますよね、ことばで

これはもう、表紙が個人的に1番好きです笑

略して「雑学」の魅力は、なんといっても構図がスゴイ!

すべてが1番良い角度から臨場感たっぷりで描かれています

5ページ目にてさり気なくパンツをいただけるのも素晴らしい

(パンツの隣の擬音「うぉい!」は、読者の声の代弁ですね)

「自然の厳しさ」を、テレビ番組を見た時に言う感想と評しているのも刺さりましたし、

ラブコメの面白さも詰まっていました!

第3位 オフサイドを教えて

まず着眼点、オフサイドですか…

オフサイド×西尾維新、面白くないわけない!

いくつか山場がありますが、オフサイドを知りたい理由の場面がヤバかったです

ハッピーなテンションから一気に突き落とす落差がもう、エンジェルフォールか!!!

大房はアホって言われていますが、質問の鋭さからエジソンタイプの頭いい人ですね

しかも運動できて、ポジティブ、おまけに巨乳

この世のすべてを持っています

伊藤くんの心の葛藤さえも疾走感につなげてしまう言語力

オチもよかったです!

第2位 どうしても叶えたいたった一つの願いと割とそうでもない99の願い

いや〜〜〜、面白かった

序盤は脳内で願いを叶えるのですが、もう絵にしちゃったら読者にとっては叶ったも同然ですね

十二大戦というムダにしっかりした世界観とキャラ作りもしているのに、主人公が圧倒的にキャラ薄いです笑

なんといってもこの作品の面白シーンは、願いとその否定!

見開きで97個の願いと否定が羅列されているシーンは、さすが西尾維新と思わずにはいられません

欲は無制限というところも、スマホがなかった時代にはスマホなんてほしいと思わなかったのに、今はスマホがないとムリのような人間の本質をついていると感じました

第1位 RKD-EK9

これはもう漫画通り読み切りの神ですね

  • 天国が見つかったけど、50年間行けた人はいない
  • 天国に階層がある
  • 1億善

という設定がまず面白くて没入してしまいました

釜茹のキャラがそびえ立ちすぎて、チョモランマ

オチも全作品の中で1番インパクトがあった気がします

いや確かに!と納得させられるさすがの発想

西尾維新先生には、座布団を天国に届くくらいあげたいです

ちなみに、タイトル・RKD-EK9(アールケーディーイーケーナイン)には

「アルカディア(楽園)行けない」
「あるけど行けない」
「楽できない」

などの意味があるそうです

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まとめ:西尾維新短編集「大斬」【感想・話ごとランキング】ネタバレ注意

以上、「大斬」の感想、ランキング形式でした

面白すぎて久しぶりに感想を書いてしまうほど、発想力に驚かされました

西尾維新すぎてコトバwww状態でしたね

発売から8年近く経つ今読みましたが、読めてよかったです

こんな作品に出会えるなんて、願ってもない幸せ♪

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